いわゆるC言語の原典.。全てはここから始まった歴史的一冊です。
C言語の設計思想に触れられ今でもたまに読み返すと新しい発見があったりして、その奥の深さに気付く事が多いです。
最近では、言語仕様の裏にカーニハンとリッチーの人間味が見え隠れするようになりました(まあ翻訳ですが)。
ただ書かれた時期が古いので、現在の観点で見ると理解しにくい事が多少あります。
とは言えそれは仕方ないでしょう。だって本書の初版が出たのいつだと思います?なんと1978年ですよ!昭和53年、王貞治がまだ現役だった時代です。
これぞまさしくロングセラー、技術書としては怪物的な記録です。
中級者以上なら見栄を張ってでも持つべき一冊。また古いからこそ、当時を知るタイムマシーンとしてもオススメしたいです。
ただ、これを入門書にするのはあまり薦めません。多分混乱します。
最初の「やさしい入門」が初心者に全く優しくないので、挫折する人を何人も見て来ました。
個人的な意見ですが、この本の正しい使い方は下記の通りです。
・中級以上の人が、時々読み返して理解を深める
・読みながら古き良き時代に思いを馳せる
・本棚の見える所に飾って悦に入る
・教室で読むふりをしてドヤる
ちなみに一番下は、私の黒歴史です…


